マナー

新盆の友達。香典の相場、御仏前のお供え、服装、のしの表書きの常識。

大切なお友達が亡くなった場合、葬儀に参列するのはもちろんですが、新盆にも気持ちを伝えたいですよね。
新盆とは、お友達が亡くなってから初めてのお盆のこと。
仏様になったお友達が、おうちに帰って来る時期です。

[br num=”1″]


>>新盆はいつ?読み方は?知らないと恥をかく、やり方も要チェック

[br num=”1″]

でも、いくらお友達と生前に仲が良かったとしても、ご両親がそれをご存知かどうかはわかりませんし、お友達のいないおうちに伺うわけですから、こういう場所は本当に緊張しますよね。

[br num=”1″]

でもそこは大人ですから、しっかりマナーを押さえてそつなくこなしたいところ。

[br num=”1″]

たいていの友達は、葬儀には参列しても、新盆にまでは気が回らないのが普通ですので、ご両親はとても喜ばれると思います。
たとえ新盆の法要に呼ばれていなくても、故人を偲んでお参りにいきたいですよね。

[br num=”1″]

この記事では、新盆にお友達のお仏壇にお参りするときの、一般的なやり方をご紹介します。

あくまでも一般的なことなので、地域のしきたりによっては変わってくる場合もあるかもしれませんが、どうぞ参考になさってください。

あらかじめ連絡は必要?

必要です。

[br num=”1″]

昔だったら、もしくは田舎の方であれば、お盆の時期は、いつ来客が来てもいいように備えている場合が多いですが、現在ではそこまで準備しているかわかりません。

[br num=”1″]

いきなり訪問して、お留守だったり、家が片付いてないなどで気を遣わせてしまったりしないように、あらかじめ訪問の日時を相談させていただくのがいいと思います。

お墓参りもした方がいい?

お盆の期間の場合、お友達はおうちに帰ってきていますので、お墓に行ってもお留守です。
おうちにお邪魔して、お仏壇か、盆棚(お盆の時に仏様をお迎えする飾り棚)にお参りさせていただきましょう。

おうちに伺う時期は?

基本的に、お盆の時期に伺います。

[br num=”1″]

お盆の時期は、通常は8月13日から16日の間ですが、東京など地域によっては7月や、もしくは8月下旬にお盆を行うところもあります。

もしもわからなかったら必ず確認してくださいね。


>>まだまだある!一度は読みたい『お盆』にまつわる記事。一覧はこちら。

伺う格好は?

喪服では仰々しすぎます。
四十九日を過ぎていればもう忌中ではありませんので、紺・グレー・黒などの地味な平服でいいでしょう。

夏の暑いときですが、おうちに上がらせていただくので、素足で行かないことも注意点です。

持ち物は何が必要?

  • 香典
  • お供え物
  • 数珠(あれば)

が必要です。

「香典」「御仏前」持って行くお金の呼び方はどっち?

ところで「香典じゃなくて御仏前と言うんじゃないの?」と思われたかもしれません。
その2つの違いってなんなんでしょう?

お香典というのは、御仏前でも御霊前でも、葬儀・法要のときの供物を総称した言い方なので、この場合は、御仏前でもどちらでもいいことになります。

このページでは、お香典と表現させていただきます。

香典の相場

持って行くお香典の相場ですが、お友達との関係性にもよりますが、一般的に3000円が相場と言われています。

[br num=”1″]

こういうものは数字が決まっていますので、3000円の次は5000円、その次は10000円になります。

葬儀の時のお香典よりも少し少な目が一般的のようです。
もしも3000円じゃ足りないと思われたら、その上も検討してみてください。

香典の表書き

香典袋の書き方も悩みますよね。

[br num=”1″]

表書きは

  • 御仏前
  • 御佛前
  • 御供物料

下の段にはあなたの名前をフルネームで書いてください。

お供え物の相場

お供え物の相場は、だいたい2000円から3000円と言われています。

お香典もそうですが、あまり高価なものをお供えすると、お返しなどかえって気を遣わせてしまいますので、むやみに値段を上げないのもマナーです。

お供え物は何がいい?

お花

一般的です。
最近では、フラワーアレンジメントも人気です。

[br num=”1″]

ただし、大きなものはスペース的なものを考える必要があります。

お線香

昔はお線香をお供えするのも一般的でしたが、最近では、葬儀屋さんが新盆の時にはお線香をくださったり、意外と消費しないものなので、あまり有難くない場合があります。

また、香りにも好みがありますので、どちらかと言うと避けた方が無難かもしれません。

日持ちするお菓子・飲み物

日持ちするものであれば、これが一番無難です。

[br num=”1″]

相手のおうちの家族構成を考えて、召し上がりやすいお菓子を選びましょう。
家族が多い場合はみんなで分けられるものを、ご年配の方だけなら和菓子や柔らかいものにするなどです。

[br num=”1″]

お友達の好きだったお菓子を持参するのも手ではありますが、ご両親のお気持ちを考えると、それもいいとは言えないようです。
新盆というのは、亡くなってからまだ日が浅いので、わが子の好きだった食べ物を見るのがつらいという気持ちもあるからです。

このあたりも、あなたとご両親の関係性によるかもしれません。
あなたとご両親が、生前のお友達について語り合えるような関係であれば、お友達の好きだったものも、かえって故人を偲ぶ話題になるということです。

[br num=”1″]

また、仏壇の前のお供え物と言えば、果物も有名ですが、お盆の暑い時期には果物は傷みやすいので、避けた方が無難です。

お供え物ののしはどうする?

お花以外ならのしをつけて「御供物」「お供え」と書いてください。

伺ったときに、何と言って渡す?

お香典にしろお供物にしろ、慣れていない場合は、何と言って渡したらいいのか悩みますよね。
お参りする前に、「どうぞお供えください」「お参りさせていただきます」などと言って渡すのがいいようです。

お盆の期間におうちに伺えない場合はどうする?

ご両親にとって、一番嬉しいのはそのあなたの気持ちです。
無理をしてまで、おうちに伺う必要はありません。

改めて、都合のいいときにお墓参りをさせていただきましょう。

[br num=”1″]

お供物をお送りするのであれば、お盆の少し前に到着するように送ります。
お花だとメッセージカードを添えてくれる場合もあるようです。

まとめ

親しかったお友達であればあるほど、亡くなったあとも忘れられませんよね。
新盆に、何かをしたいという想いがあっても、慣れていないとつい二の足を踏んでしまいます。

[br num=”1″]

でも最低限の常識さえ知っておけば、臆することなくお参りができます。
あなたのお役に立てれば幸いです。


>>まだまだある!一度は読みたい『お盆』にまつわる記事。一覧はこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました